日々ウエストがきつくなっていく、ななおでございます。
スーツがない!
昨年までは、普段使い用のスーツが6セットあったんですよ。もちろん、徐々に買い揃えていったものですから、傷み具合とかは様々ですが。
基本的にスーツは5セット以上でローテーションしたいと考えています。経験上、ローテーションの間隔が狭まると、スーツの、特にパンツの寿命が急速に縮まるからです。それが功を奏してか、ここ数年は同じラインナップで(徐々にくたびれてはきたものの)秋冬を過ごしていたのですが、今年の衣替えで、生地が傷むより先に、ウエストがきつくなって、2セットがローテーションから脱落しそうなことが判明しました。
さらに、生地および型が古くなってきたという理由で、昨年から怪しくなってきているのが2セット。合計4セットを今年はローテーションから外すことになりそうです。
昨年から想定していた危ない2セット、これについては、以前に友人の結婚式用に仕立てたスーツを普段使いにおろせばいいかと目論見、楽観視していましたが、ここにきて突然の戦力外2セット。これではまともにつかえそうなのは最悪3セットとなってしまいそうです。
こうなると今年のうちに最低でも2セットは補給したい。
レディーメイドかオーダーメイドか
ところで、私がスーツを買う場合、いつも悩まされているのが、上下でサイズが違う問題です。
まあ、この年齢の男子であれば、ポピュラーな悩みでもあるでしょうが、ジャケットをぴたりのサイズにすると、ズボンのボタンが止まらない。逆にズボンにサイズを合わせると、ジャケットがぶかぶか。
さらに仕事着として考えると、ただでさえ、座りっぱなしの商売なので、ズボンがきついのはノーサンキュです。
なので、スーツを買う時には以下のどちらかで対応します。
- 既製服をお直し
- オーダーメイド
レディーメイドのいいとこわるいとこ
既製服を買う場合は、ジャケットが少し大きめになってでも、一つ大きめのサイズにして、なおかつウエストを広げてもらってます。
既製服はブルックスブラザーズで買うことが多いです。好きなブランドのものが買いやすいのが既製服のいいところですね。ブルックスブラザーズはオーダーも受け付けてますが、そもそも既製服しかないブランドが多いですし(ちなみに、ブルックスブラザーズでパターンオーダーしたことがありますが、最終的に30万円ほどになって、ちょっと引きました。いい生地にしすぎたのが主な原因ですが、普段使いのスーツではちょっとしんどいですね。)
ただ、ウエストをあまり広げると、メーカーが当初意図しているラインを崩すことになるので、ジャケットが大きめになるのと合わせて、シルエットは若干おかしくなります。
さらにいうと、ウエストを伸ばせるといっても限界があるので、欲しいと思ってもお直しでは対応できないケースもよくあります。細身のモデルだと、一番大きいサイズでも、お直ししてもウエストが入らなかったり、逆に太めのモデルだと、パンツに合わせるとジャケットが太すぎたり。
この辺が既製服のデメリットですかね。というか、サイズがあってないのを無理に直してもらってるわけですから、当然のことばかりですが。
オーダーメイドのいいとこわるいとこ
オーダーメイドといっても、私が経験あるのはいわゆるパターンオーダーばかりで、フルオーダーに挑戦したことはありません。
一応説明しますと、パターンオーダーというのは、スーツのパターン(型紙)はあらかじめ用意されたものしか選べず(たとえば麻布テーラーだと3種類のパターンが用意されています)、その中で着丈、袖丈、胴回り、パンツだと、ウエストや裾丈など、サイズを調整するだけのオーダーです。
型紙そのものを一から描くフルオーダーに比べると、オーダーの自由度は著しく制限されています。
とはいえ、サイズのお悩みだけならば、パターンオーダーでほぼ解消されますし、フルオーダーに比べると、価格、時間共にハードルは劇的に低くなります。
既製服と比べて、パターンオーダーの良いところは、当たり前ですが、自分のサイズにピッタリあったスーツを買えることです。
さらに生地も、大量に用意されている中から好きなものを選べますし(値段はいろいろですが)、ボタンと裏地も選べます。よって、この生地いいけど、サイズがないなあとか、そういうことは起こりません。
デメリットとしては、やはり、すこし時間がかかること。今回私は約5週間、納品までにかかることになりました。ただ、実は既製服でも、ウエストを直したりしていると、3週間とかかかることもざらです。なので、最近はそこまで大きいデメリットという気もしなくなってきました。(若いころは、ズボンの裾直しだけだったので、1週間程度で手に入りましたが…)
価格については、パターンオーダーで最もリーズナブルなところで作ったら、3~4万円くらいが通常です。(SADAとかだと、初回2万円くらいでつくれますが)
なので、一番安価なもの同士で比べたら、やはり既製服のほうが安いでしょう。
ただその辺は、個人差というか、既製服でもブランドものを買えば、余裕で安価なオーダーを超えるでしょうから、人によるとしかいえないですね。
結局オーダーにしたわけ、そして制服化プロジェクト
上記しましたが、既製服だと、店頭で欲しいのがあっても結局サイズが合わなくて買えないことが多くなってきた(お直しでもカバーできないほど太ってきた)のもあり、最近はパターンオーダーでいいんじゃないかと、気持ちが傾いておりました。
あと、今回のウエストオーバー事件なども鑑みて、つくづく、仕事用のスーツというのは消耗品なんだなあと実感しまして。
趣味で買う私服と違って、ブランドとかにこだわるのも違う気が、現状、しています。
また、消耗品であるというのと似た意味ですが、仕事道具としてとらえてみると、バラバラなメーカー、カラー、デザイン、機能のものが、無秩序にならんでいる自分のクローゼットが、途端に使いづらいものに思えてきたのです。
仕事道具だとしたら、そんなに個性はいらないから、適度な価格で、必要な機能を満たしていて、毎日同じ気分で着られる、要するに制服のようなコンセプトで着られるスーツでクローゼットを埋めてみたいという気持ちに、急に切り替わりました。
このコンセプトで今後の人生のスーツを買い続けるというのを、個人的なプロジェクトとして実行してみよう。
そういう意識で、あらためてオーダーをしてみることにしたのです。
また長くなった
ということで、また長くなったので、続きはまた次回
さようなら
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